【ニュース】 コクヨ、既存ビルの再生収益化プロジェクトを開始、台東区で一棟空きビルを取得 東京都台東区
2025.03.28
コクヨ株式会社(大阪市東成区、黒田英邦社長)は、不動産の企画からリノベーション、運営までを自社で行う既存ビルの再生収益化プロジェクトを開始する。
事業開始に伴い、2025年3月14日に東京都台東区で一棟空きビルを取得した。
同社はこれまで、ファニチャー事業としてオフィスの家具・什器・内装などを提供してきたが、今後増加が予想される既存中小オフィスビルの空室化対策や、新築建設費高騰により増加する既存建物のバリューアップニーズへ対応するため、アセットバリューアップ推進室を新設。
今回、その第1号案件として同ビルの取得に至ったとしている。
同物件が所在する蔵前は、江戸時代は米蔵があり、昭和期には専門問屋が多く並び、日本の商いを支えてきた地域。
近年は、ものづくり系のショップや魅力的な飲食店の出店も続き、インバウンドの滞在も多いエリアとなっている。
同物件では、地域の特徴を活かしつつ、働く場としてもより魅力的なエリアとなることに寄与する施設を目指し、バリューアップを実施するという。
今後は既存事業に加え、前段の投資目線での不動産企画や建築リノベーションによる再生計画、オープン後の場の運営モデル構築等を通じ、請負、マスターリース、取得といった方法で、空間のバリューアップ実現を目指すとしている。
取得物件の所在地は東京都台東区蔵前1丁目4-1、交通はJR総武線・都営浅草線「浅草橋」駅より徒歩5分。
敷地面積は425.81㎡(公簿面積)、延床面積は2,222.51㎡(公簿面積)。
構造・規模は鉄骨鉄筋コンクリート造・地上8階建。
築年は1998年5月。