【ニュース】 帝国ホテル、弥栄会館の一部を保存活用した新規ホテルの名称を「帝国ホテル 京都」に決定 京都府京都市
2025.01.30
株式会社帝国ホテル(東京都千代田区、定保英弥社長)は、2026年春の開業に向け、京都市東山区で準備を進めている新規ホテルの名称を「帝国ホテル 京都」に決定、併せてロゴマークを制定した。
同ホテルは、京都・祇園甲部歌舞練場敷地内の弥栄会館(やさかかいかん)の一部を保存活用したもの。
帝国ホテルブランドのホテルとしては、東京・上高地・大阪に次いで4軒目となり、1996年の「帝国ホテル 大阪」(大阪市北区)のオープン以来、30年ぶりの新規開業となる。
国の登録有形文化財であり、京都市の歴史的風致形成建造物でもある同会館は、建物の老朽化や耐震性の問題により、本来の用途だった劇場を含む大部分が使用されなくなっていたという。
同社では今回、地元の人々や観光客に地域のランドマークとして親しまれ愛されてきた同会館を、現代のニーズに合わせたホテルに再生しながら未来へつなぐプロジェクトに挑戦。
外壁や構造体の保存、外壁タイル・テラコッタの保存と再利用、銅板屋根や飾り金物の復元などにより、約90年前の風景を未来へ継承するとしている。
「帝国ホテル 京都」の敷地面積は3,623.17㎡、延床面積は1万
804.24㎡。
構造・規模は鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地上7階・地下2階建。
主要用途は客室(55室)、レストラン、バー、ウェルネス施設(スパ・プール・フィットネスジム)他。
竣工時期は2025年10月。