【ニュース】 深谷市、土地と建物解体をセットにし、マイナス価格を設定した市有地売却の第5弾を募集 埼玉県深谷市

2025.01.17
2018年に全国初のマイナス価格により市有地を売却した深谷市(小島進市長)は2025年1月16日、「公共施設の空き家問題」を解決するため、マイナス価格を「過去最高額」に設定した第5弾の建物解体条件付市有地売却の募集を開始した。

老朽化や統廃合により廃止された公共施設は、有効活用されることなく、解体費も多額になることから「未利用資産」として眠ってしまうことが課題になっているという。
同市では、この未利用資産を速やかに売却し、活用を促すため、土地と建物解体をセットにし、解体後には負担金を支払う「マイナス入札」を2018年に全国で初めて実施、これまで4施設をマイナス入札で売却している。

今回、第5弾のマイナス入札で売却するのは「旧岡部B&G海洋センター敷地」。
同施設は、同市では過去最大規模の物件で、同市からの負担金(予定価格)は過去最高額(6,673万円)を設定している。
1月16日より募集要領を配布しており、選定手続きを経た後、4月11日に落札者を決定する予定。

「旧岡部B&G海洋センター敷地」の所在地は埼玉県深谷市山河
1300番地、交通はJR高崎線「岡部」駅より徒歩約17分。
敷地面積は4,583.77㎡。 
施設は体育館・プール(1981年築)、構造はRC造、延床面積は
1,286.05㎡。