【ニュース】 福岡国際空港、国際線旅客ターミナルビルでバスターミナル機能を有するアクセスホールと、国内線・国際線を結ぶ連絡バスの国際線側専用道を12月3日より供用開始 福岡県福岡市
2024.10.25
福岡国際空港株式会社(福岡市博多区、田川真司社長)は、福岡空港(福岡市博多区)国際線旅客ターミナルビル1階到着ロビーでバスターミナル機能を有するアクセスホールと、国内線・国際線を結ぶ連絡バス(内際連絡バス)の国際線側専用道の供用を2024年12月3日より開始する。
国内線側の専用道は2026年度整備予定。
同社では現在、国が実施する滑走路増設事業に合わせ、同ターミナルビルの増改築工事を行っており、到着ロビーを2025年11月末頃には約3倍に拡張し、ゆったりと快適に過ごせる待合環境を整備するほか、次の目的地にスムーズに移動できる動線を確保する予定としている。
バスターミナル機能や出到着時に必要なサービスについても拡充するという。
今回、新たにバスターミナル機能を整備することで、高速バス・路線バスに乗車する利用客は出発までの時間を屋内で過ごせるようになる。
乗車口にはホームドアを設置し安全性に配慮するほか、デジタル表示や音声放送でバスの運行情報を多言語でリアルタイムに提供するという。
また、案内所やバス案内カウンター、外貨両替・宅配・Wi-Fiレンタルなどのサービス施設を集約、カフェ・飲食店・コンビニエンスストアを配置することで、利便性・快適性の向上も図るとしている。
また、アクセスホールには、福岡県産材をダイナミックに使用した天井造作を施し、大川組子を施したベンチを設置するなど、福岡・日本らしさを感じられる空間を創出するという。
共用開始以降は、内際連絡バスの国際線側を専用道化し、ターミナル間の移動時間を短縮。
あわせて構内道路を整備し、バスやタクシーレーンと一般車両レーンの分離、一般車乗降場の新設(2025年春供用開始予定)などを行うことで、安全性と利便性を向上させ円滑な交通機能を確保するとしている。
なお同ターミナルでは、2025年3月には保安検査場拡張や新免税店・フードコートなどのグランドオープンを予定している。
アクセスホールと内際連絡バス専用道(国際線側)の供用開始日は2024年12月3日。
アクセスホールの施設面積は約4,000㎡。
到着ロビー全体で約6,300㎡(既存施設改修後の2025年11月末時点)。