【ニュース】 ハウステンボスなど3社、「ハウステンボス」内でスマートロボットの実証実験を開始、ロボット選定からユーザー動向把握・分析と評価・市場投入で協業 長崎県佐世保市
2016.04.01
ハウステンボス株式会社(長崎県佐世保市、澤田秀雄社長)、PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、鹿島章代表)、株式会社DMM.com(東京都渋谷区、松栄立也代表)の3社は3月31日、「ハウステンボス」内でスマートロボットの実証実験を開始した。
3社は今後、敷地面積約152万㎡、年間来場者約310万人(2015年9月期実績)のハウステンボスを「ロボット実証実験の場」と見立て、来場者と市場投入前の新作ロボットが触れ合える機会を創出する。
3社は合わせて、7月開設予定の「ロボットの王国」の展示運営にも共同で取り組む。
今後は、「ロボットの王国」で展示するロボットのメーカーを4月上旬より公募、5月中旬に募集を締め切り、5月下旬に展示ロボットの選定を行うとしている。
ハウステンボスでは既に、メインスタッフがロボットの「変なホテル」をはじめ、園内にロボットを配置し、来場者にわくわく感を提供する試みを開始。
今年7月には、料理長がロボットの「変なレストラン」や体験型ミュージアム&ショップ「ロボットの館」などで構成する複合施設「ロボットの王国」がオープンする予定だという。
一方、PwCは、2015年11月よりロボットを活用したイノベーションを目指す企業向けにコンサルティングサービスを開始。
DMM.comは、コミュニケーションロボットの市場浸透を目指し、2015年4月からロボットキャリア事業を開始している。
今回の実証実験でPwCは、実験結果をロボットメーカーにフィードバックし、機能改善や事業化検討をサポート。
市場導入が決まった際には、DMM.comが、ロボティクス部門で培ったロボット開発のノウハウと販売プラットフォームを活用し、仕様検討と量産販売を支援するとしている。
ハウステンボスは、エンターテイメント・接客・ 移動サポートなど、さまざまな特徴を持ったロボットを園内各所に配置し、今後のパークづくりでのロボット活用の可能性を検討するという。