【ニュース】 ダイハツ工業、やす地域共生社会推進協会に福祉介護・共同送迎サービス運行管理システム等の提供を開始 滋賀県野洲市
2024.10.03
ダイハツ工業株式会社(大阪府池田市、井上雅宏社長)は、一般社団法人やす地域共生社会推進協会(滋賀県野洲市、川口ひとみ理事長)に対し、「福祉介護・共同送迎サービス『ゴイッショ』」の運行管理システム等の提供を開始した。
同協会は同システムを使用し、2024年10月1日より「ゴイッショやす」として、市内8つの介護施設等で共同送迎サービスの正式運行を開始。
同年10月2日に野洲市健康福祉センターで出発式を実施した。
同社はこれまで、「少子高齢化」「地域活性化」といった社会課題の解決に向けた取り組みとして、福祉介護領域で新たなモビリティサービス「ゴイッショ」を展開。
同サービスは、複数の通所介護施設での送迎業務を外部に委託し、共同運行することで効率化を図り、介護人材不足の解消と高齢者の移動手段確保を支援するための仕組みで、2022年4月から全国の地方自治体向けに提供を開始、今回の正式運行は香川県三豊市に次いで2自治体目となる。
同社は2023年度より、野洲市(栢木進市長)とともに、共同送迎サービス導入の検討を行ってきた。
野洲市・同協会・同社は、「ゴイッショ」の実証実験を2023年9月20日~11月11日に実施し、共同送迎サービスの負担軽減の実現性と、送迎をしていない日中の空き車両の活用、運営体制に関する最終確認を行ってきたという。
今回の正式運行では、同協会が運営・運行主体として同市内の介護施設等の送迎業務を集約、1か月あたり延べ940人の送迎を計画している。
また、「ゴイッショ」を活用した共同送迎サービスとしては初めて
、10月中旬より日中の空き車両を活用し、ショッピングセンター等への送迎による買い物支援サービスを、市内の介護予防・日常生活支援総合事業のサービス利用者に提供していく予定としている。