【ニュース】 東武バス日光、日光宇都宮道路経由の急行バスを10月12日より計20日間運行、紅葉シーズンのオーバーツーリズム対策 栃木県日光市

2024.09.25
東武グループの東武バス日光株式会社(栃木県日光市、金井応季社長)は、2024年10月12日~14日・19日~11月4日の計20日間、紅葉スポットの中禅寺湖エリアと東武日光線「東武日光」駅を結ぶバス路線で、日光市街地の渋滞スポットを回避するため、日光宇都宮道路経由の急行バスを運行する。
紅葉シーズンでのオーバーツーリズム対策の一環。

日光市街地は、紅葉シーズンになると、栃木県内外からの自家用車の増加による渋滞が発生し、長年の地域課題となっていた。
この課題に対し、日光市(粉川昭一市長)は2024年3月に「日光市地域循環によるゼロカーボンシティ実現条例」を制定、公共交通機関の積極的な利用による脱炭素を推進している。
同急行バスの運行は、東武グループとしてもこの取り組みに賛同、CO2排出削減を推進するために実施するもの。

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同急行バスを利用すると、渋滞の影響を最小化して中禅寺湖エリアまで移動できることから、自家用車から公共交通機関への転換促進によるオーバーツーリズム抑制に寄与できるとしている。

また、同運行にあわせ、公共交通機関の利便性向上を図るため、日光エリアでのバス現在位置情報検索サービス(バスロケーションシステム)を2024年10月1日よりリニューアルするとともに、「東武日光」駅のバス停留所にバスの発車予定時刻等の情報を表示する案内板(デジタルサイネージ)を設置。

その他、東武グループでは、紅葉シーズンのオーバーツーリズム対策として、中禅寺湖遊覧船や明智平ロープウェイでの早朝等のオフピーク営業、「東武日光」駅に早朝に到着する夜行列車や臨時特急列車の運行などのピークシフト施策も推進。
これらの持続可能な観光地づくり・オーバーツーリズム対策に公民連携で取り組むことで、「国際エコリゾート日光」の観光価値の最大化を目指すという。