【ニュース】 福山コンサルタントなど、嬉野市の温泉街で初の夜間運行を含む自動運転EVバスの公道実証実験を10月5日より実施 佐賀県嬉野市

2024.09.19
株式会社FCホールディングス傘下の株式会社福山コンサルタント(福岡市博多区、栄徳洋平社長)、ID&Eホールディングス傘下の日本工営株式会社(東京都千代田区、金井晴彦社長)、株式会社ケー・シー・エス(東京都文京区、宇野昭弘社長)、株式会社マクニカ(横浜市港北区、原一将社長)の4社は、昨年に引き続き、嬉野市(村上大祐市長)と共同で、地域との共創による自動運転車両の公道実証実験(自動運転レベル2)を2024年10月5日より実施、社会実装に向けた最終段階として安全対策や経済波及効果などを検証する。

福山コンサルタント、日本工営、ケー・シー・エスの3社で組成するJVは、内閣府の未来技術社会実装事業に選定された「嬉野市未来技術地域実装事業」の運営業務を同市から令和3年度より受託、「来訪者の移動を支えるモビリティサービス」をテーマに、マクニカが提供する自動運転EVバスを今後の観光まちづくりにおける「地域共創シンボル」として地域実装するため、事業を実施しているという。

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令和5年度には、佐賀県で初となる自動運転EVバスの公道実証実験を実施し、遠隔監視システムの活用による運行上の課題やアンケート調査等により、社会受容性等を把握。
令和6年度は、令和5年度の実験で得られた課題に対し、地域との対話や共創を通じて解決策を見出しながら、社会実装時のサービス形態やビジネスモデルを見据えた実証実験を実施、利用者ニーズや夜間運行の必要性、安全対策、収益性、経済波及効果等について検証を行う。
また、今年度の結果を踏まえ、令和7年度の社会実装実現に向け、事業スキームの具体化や運営体制の構築も進めていくとしている。

実証実験の運行期間は2024年10月5日~28日のうち20日間(16日・17日・23日・24日は運休)。
運行時間は9時台~16時台(1日6便)、運行期間中の金曜日と土曜日(10月5日を除く)は夜間便(2便)を運行。
自動運転車両は自動運転EVバス「Navya ARMA」。
自動運転レベルは自動運転レベル2(特定条件下での自動運転機能
)で走行。
走行ルートはJR西九州新幹線「嬉野温泉」駅と嬉野市の温泉街を循環するルート。
乗車方法は一般の路線バス等と同様、専用の「バス停」で乗降(予約不要)。
定員着座8名で走行(乗務員1名を除く、満席時は乗車できない場合あり)。