【ニュース】 小田急電鉄と海老名市、「住みたい住み続けたいまち 海老名」の実現に向け、包括連携に関する協定を締結 神奈川県海老名市

2024.02.26
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)と海老名市(内野優市長)は2024年2月22日、包括連携に関する協定を締結した。

防災や保健福祉、教育等の市民サービスの一層の向上と地域産業や文化等の活性化をはじめとする連携項目を通じ、積極的な地域連携を図ることにより、「住みたい住み続けたいまち 海老名」を実現するのが目的。

同社は、子育て世代に寄り添う取り組みに注力しながら、地域の特色にあわせた施策を通じ、持続可能性を念頭におき、人流の拡大と地域活性化を通じた企業成長を志向している。
一方、小田急小田原線のおよそ中央に位置する同市では、人口減少社会でのこれからのまちづくりで、拠点となる区域の整備や、環境負荷をはじめ多様な課題への対応等により、まちの持続的発展を目指しているという。

2023年2月、同社が本社機能の一部を同市内へと移転したことを契機に、従来からの両者の連携は一層深まり、今回の協定締結に至ったとしている。

今後は、駅周辺開発やインフラ整備の促進によるまちづくりをはじめ、複合施設「ビナガーデンズ・パーチ」等の既存施設での連携を含む各種教育施設の誘致、事業の連携に加え、「海老名」駅隣接の「ロマンスカーミュージアム」での学習体験等、様々な領域で資源やノウハウを有効活用し、地域活性化への連携を深めるという。

また同社では、同社が有する廃棄物の分別回収業務の効率化から循環型社会の形成を目指す仕組みや、自治会・町内会を活性化するための仕組みの導入を同市に検討してもらうことで、地域・環境面での持続可能性向上にも貢献したいとしている。