【ニュース】 金沢市と金沢工業大学建築アーカイヴス研究所、「金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス・公開展示会」を市役所エントランスホールで10月23日~26日に開催 石川県金沢市
2023.10.18
金沢市(村山卓市長)と金沢工業大学建築アーカイヴス研究所(石川県野々市市、所長:山崎幹泰同大学建築学科教授)は、2023年10月23日~26日の期間、「金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス・公開展示会」を同市役所第2本庁舎1階エントランスホール(石川県金沢市)で開催する。
同市は加賀百万石の城下町として知られており、400年以上も戦禍に遭わなかった平和都市であり続け、また自然災害の大きな被害を受けなかったことから、現在も江戸時代からの都市構造や歴史文化遺産が近代的な都市空間の中に歴史的重層性をもって息づいているという。
今回の同展示会では「金沢の郊外住宅地開発と洋風住宅」をテーマに、大正・昭和期の洋風住宅を通じ、同市の住宅地がどのように広がり、「ハイカラ」な住宅が同市の町並みをどう彩ってきたのか、写真や資料で紹介する。
また、金沢市内にある文化財建造物をパネルで紹介する「金沢の文化財建造物紹介パネル展」も同時開催する予定。
期間中は、同市橋場町に所在する登録文化財・長田家住宅主屋の所有者から、デジタルデータ化に協力してもらった図面などを元に、同市内に残る大正時代から昭和初期にかけての洋風住宅を取り上げる。
同時開催の「金沢の文化財建造物紹介パネル展」では、聖霊修道院聖堂(県指定文化財、令和5年1月6日指定)、旧石川県繊維会館(国登録有形文化財建造物、令和4年10月31日登録)、旧田上家住宅(金沢市指定保存建造物、平成9年4月10日指定)、飯田家住宅(国登録有形文化財建造物、平成29年10月27日登録)などのパネルを展示する予定。
なお同研究所は、主に日本建築家協会と協力し、国内外で活躍した戦後建築家の設計資料を収集、保管・整理・公開を行っている。
また、同市と連携・協力し、同市の建築や町並みに関する貴重な歴史遺産関連資料の実物を保存、もしくはデジタルデータ化して保存する活動も行っているという。
「金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス・公開展示会」(同時開催「金沢の文化財建造物紹介パネル展」)の開催期間は2023年10月23日~26日。
開館時間は8時30分~18時(入場無料)。
開催場所は金沢市役所第二本庁舎1階エントランスホール(石川県金沢市柿木畠1番1号)。