【ニュース】 名古屋鉄道と愛知県、ドローンと自動運転車の連携による農産物・買い物支援輸送の実証実験を9月22日に実施 愛知県幸田町
2023.09.07
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区、髙﨑裕樹社長)は、国土交通省が公募した「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」に愛知県(大村秀章知事)と共に申請、採択されたことに基づき、「幸田町におけるドローン・自動運転車連携による農産物・買い物支援輸送」を実証テーマとした実証実験を2023年9月
22日に実施する。
実証実験の場所となる愛知県幸田町山間部は、人口減少や高齢化の影響により、通勤・通学や買い物の利便性に課題を抱えているという。
また、特産品の「筆柿」がブランド品として日本一のシェアを誇っているものの、高齢化や人材不足の影響により、販売量の減少も懸念されている。
今回の実証実験では、その解決策として、農産物輸送と買い物支援輸送をドローンと自動運転車の連携により実施。
農業の担い手不足の軽減や販売量増加、買い物の利便性向上を目指す。
なお自動運転車は、地域を巡回するコミュニティバスとして定期航路を走行している想定で、これに荷物を混載するという。
ドローンはレベル3(無人地帯での目視外飛行)想定で飛行し、自動運転車はレベル2(システムが前後・左右の両方の運転操作を支援)で走行する。
実施代表者は名古屋鉄道株式会社、共同実施者は愛知県、協力事業者等は株式会社プロドローン(ドローン機体運航)・アイサンテクノロジー株式会社(自動運転車の運行)・幸田町(実証実験協力)
・大同大学(実証実験協力)。
委託元はパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(国土交通省 無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証に関する調査業務 事務局)。
実施予定日は2023年9月22日11時~(荒天の場合は、2023年9月23日11時~に順延)。