【ニュース】 銚子電気鉄道、南海電気鉄道が所有する2200系車両を譲受、銚子電鉄にとっては約8年ぶりの新車両 千葉県銚子市

2023.08.18
銚子電気鉄道株式会社(千葉県銚子市、竹本勝紀社長)は2023年8月15日、南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、岡嶋信行社長)が所有する「2200系車両」を譲受した。

銚子電鉄では、安定した輸送を提供するため、3000形の導入以降、銚子電鉄を走行できるスペックの車両を探していたが、合致する車両は数が少なく、車両導入の検討については困難を極めていたという。

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こうした中、銚子電鉄と南海電鉄は、銚子電鉄を運行可能な車両を検討した結果、「南海電鉄2200系車両であれば、改造することにより運行可能である」という結論に達し、今回の車両譲受が実現した。
銚子電鉄にとっては、約8年ぶりの新車両(中古車)の導入で、中古車の導入(中古の中古でない車両)は、約30年ぶりとなる。

銚子電鉄が南海電鉄から譲受した車両は2200系車両(車両番号はモハ2202-モハ2252の2両編成)。
2200系車両は、1969年に22000系車両として製造され、橋本以南の山岳区間を含めた高野線で運用された後、ワンマン化改造工事を施工し、多奈川線などの各支線で運用されてきたという。

なお、今回譲受した車両は、走行に必要な改造工事を施工した後に運用を開始するが、開始時期については未定。