2023.07.27
東急電鉄株式会社（東京都渋谷区、福田誠一社長）は、大井町線に続き、東横線で有料座席指定サービス「Q SEAT」を2023年8月
10日より開始する。

同社は、交通アクセス改善のため、2023年3月に東急新横浜線開業、車内空間の快適化のため、目黒線8両化などに取り組んできた。
今回は、車内空間の快適化を実現するため、利用客が多く、着席ニーズの高い東横線で同サービスの提供を開始する。

同サービスは、2018年12月より大井町線で開始、平日夜帰宅ラッシュ時に多くの乗客が利用しているという。

第2弾となる東横線では、平日夜の最混雑時間帯を避けた19時30分以降の時間帯にサービスを提供する。
運行している5050系（10両編成）のうち、一部列車の4・5号車の座席をロングシートからクロスシートに転換、急行列車として東横線「渋谷」発・みなとみらい線「元町・中華街」行きで1日5本運行するという。
既存車両よりも広い座席で、電源コンセントとカップホルダーを設置しているほか、車内Wi-Fiサービスも無料で利用できるとしている。

列車指定券の指定料金は500円（大人・小児一律、別途乗車券・定期券が必要）。
専用販売サイト「Qシートチケットレスサービス」に会員登録することで購入可能（東横線急行停車駅の改札窓口でも購入可能）。

サービス区間は、有料座席指定サービス乗車・降車可能区間が「渋谷」～「菊名」、フリー乗降区間が「横浜」～「元町・中華街」。