【ニュース】 解体工事一括見積もりWebサービスのクラッソーネと波佐見町、空き家除却促進に係る連携協定を締結、管理不全な空家等の除却促進に向けて連携 長崎県波佐見町

2023.04.04
解体工事一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(名古屋市中村区、川口哲平代表)と長崎県波佐見町(前川芳徳町長)はこのほど、空き家除却促進に係る連携協定を締結した。

同町では、人口構造の変化に伴い、空き家が増加しており、令和3年度の調査では205戸の空き家が確認されている。
こうした中、同町では、空き家増加による安全性の低下や公衆衛生・景観の悪化を未然に防ぐため、空き家の適正な管理及び利活用に対する基本計画「波佐見町空家対策計画」を策定、空き家バンクを設置するなどの取り組みを行ってきた。
しかし、管理不全な状態の空き家に対しては、支援策が十分ではなく、具体的な取り組みができていない状況だという。

一方同社は、解体工事領域で、全国約1,600社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計12万件以上の利用者実績、累計約1万件以上の工事契約実績があるとしている。
また、空き家問題に対する取り組みも強化しており、同社の「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を活用した公民連携事業が国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に2年連続で採択されているという。

今回の同連携協定は、同町や同社がそれぞれが持つ資源や特長を活かしながら、管理不全な状態にある空家等の除却促進に向けて連携を図り、空き家の適正な管理の推進に寄与することを目的としたもの。
「解体費用シミュレーター」をはじめとした取り組みを通じ、空き家の課題を解決するとともに、同社のIT技術やデータを活用し、自治体担当者の住民対応の質の向上や業務効率化など、自治体DXの推進に寄与するとしている。