【ニュース】 富士吉田市など、「小佐野家復原住宅」をリノベーション、「古民家カフェ KONOHANA」として4月2日にオープン 山梨県富士吉田市

2023.03.10
富士吉田市は、1900年の歴史を有する「北口本宮冨士浅間神社」と共に富士山信仰を広めた御師の家「小佐野家住宅」(山梨県富士吉田市)を復原した「小佐野家復原住宅」を活用、カフェへとリノベーションした。
富士急グループの株式会社ピカ(山梨県富士河口湖町、柴田泰社長)が同市より運営を受託し、富士山麓の恵みを五感で楽しむ「古民家カフェ KONOHANA」として2023年4月2日にオープンする。

「小佐野家復原住宅」とは、江戸時代末期文久元年(1861年)に建てられ、主屋と神殿が一体となった、富士山を参詣する信者が宿泊する御師住宅「小佐野家住宅(1976年5月に国指定の「重要文化財」に登録)」を、現存する建物と古図をもとに、建設された当時の状態を正確に復原した住宅。

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今回、同住宅がもつ歴史の面影を残しつつ、和モダンな雰囲気で落ち着きのあるカフェへ一新。
店内では、壁一面ガラス張りの開放的な空間の中、季節折々の自然を眺めながら、地の食材を使用したカフェメニューを堪能できるという。

食事は、スパイスの香りが広がる信玄どりカレーやナポリ風ピッツァなど、富士山麓の食材を使用したカフェメニューなどを取り揃え、デザートは自身でマロンクリームを絞ってつくるモンブランや、七輪で焼くところから楽しめる焼き団子などを提供。
オリジナルジェラートや淹れたてドリップコーヒーが味わえるスタンドカフェも併設する。

あわせて、併設のショップでは、山梨で400年余の伝統を誇る鹿革に漆で模様をつける伝統工芸品「印傳」の富士山柄小物から、富士山をかたどった杯(さかずき)などの雑貨類をはじめ、桃や金木犀の花びらを閉じ込めた山梨県産ジャム、富士山の溶岩を熱し遠赤外線による低温焙煎「富士山溶岩焙煎珈琲」などを取り揃えるという。

「古民家カフェ KONOHANA」の所在地は山梨県富士吉田市上吉田東7丁目27-1、交通は東富士五湖道路「富士吉田忍野」ICより車で約3分(道の駅「富士吉田」道向)。
オープンは2023年4月2日、営業時間はカフェが10時~17時(ラストオーダー16時)・売店が10時~17時、定休日は不定休。