【ニュース】 南海電気鉄道など、沿線のJA直売所が販売する農産物等を営業列車で輸送し、難波駅の特設店舗で販売する実証実験を3月13日~5月19日に実施 大阪府大阪市
2023.03.03
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、遠北光彦社長)・大阪南農業協同組合(大阪府富田林市、内本直哉組合長)・紀北川上農業協同組合(和歌山県橋本市、宮崎卓郎組合長)・関西大学人間健康学部(堺市堺区、所めぐみ学部長)の4者は、2023年3月13日~5月19日の期間、JA直売所で販売する農産物等を同大学の学生等が営業列車で輸送(貨客混載)し、難波駅の特設店舗「NANKAI
FARMERS’ MARKET」で販売する実証実験を実施する。
同取り組みは、河内長野市・橋本市のJA直売所で販売する農産物等の一部を南海電気鉄道が買い取り、南海高野線「河内長野」駅・南海高野線「橋本」駅で南海電鉄の営業列車に積み込み、その後、南海本線「難波」駅まで輸送し、2階中央改札口前の特設店舗
「NANKAI FARMERS’ MARKET」で夕方から20時頃まで販売するというもの。
輸送から販売まで一連の運営は、南海高野線「浅香山」駅を最寄り駅とし地域連携や地域活性化等を学部の特色とする、同大学の学生を中心に実施。
また、販売業務では、南海グループ特例子会社(障がい者雇用促進会社)の株式会社南海ハートフルサービスの社員も、新たな職域での活躍を目指し、参画する。
農産物の生産が豊富な南海沿線には、新鮮な農産物が安価に手に入る人気のJA直売所が多数あるが、直売所に販売委託する生産者にとっては日々の出荷数の調整が難しく、売り切れによる販売機会の損失や若干の売れ残りが発生するといった課題があり、さらに売れ残った農産物については、生産者が直売所に回収しにいく手間がかかるという課題もあったという。
「NANKAI FARMERS’ MARKET」の販売日時は2023年3月13日~24日(21日を除く)の月・火・水・金曜日(販売時間は18時~20時頃)、4月3日~14日の月・火・水・金曜日(販売時間は18時~20時頃)、5月8日~19日の月・火・水・金曜日(販売時間は15時30分~20時頃)。
販売は農産物の到着後、準備でき次第開始し、売切れ次第終了となる。
販売場所は南海本線「難波」駅2階中央改札口前。
販売商品は南大阪・和歌山産の農産物等(時期・仕入れの状況により異なる)。
決済方法はキャッシュレス決済(クレジットカード・電子マネー等)のみ。