2023.03.02
相鉄不動産株式会社（横浜市西区、左藤誠社長）と伊藤忠都市開発株式会社（東京都港区、松典男社長）は、分譲マンション「グレーシア横浜十日市場」（横浜市緑区）を竣工、2023年3月下旬より入居を開始する（全256戸が契約完売済）。

同物件では、マンションの共用部を「シェア共用部」として地域に開放、エリアマネジメント組織による、継続的なエリアマネジメント活動を行う。
少子高齢化による地域コミュニティーの衰退、子どもの居場所や子育て世帯を支える機会や拠点の不足といった地域課題の解決を促し、持続可能な街づくりを促進する。
分譲マンションに賃貸住宅を併設し、その賃料収入をエリアマネジメント活動の費用に充てることで継続性を担保するという。

「シェア共用部」では、エリアマネジメント組織が管理・運営する「まちのツールボックス東棟」を中心に様々な活動や交流を行う。
「まちのツールボックス東棟」のキッチンエリアは、料理教室や食育、食事のシェアなどを想定した空間で、文化・DIYエリアは本のコミュニティーや読み聞かせ、工作や手芸などを想定した空間としている。
さらに、周辺の子育て支援に関連する活動を展開している施設や拠点とも連携し、プログラムを充実させてくという。
2023年5月下旬には、まちびらきイベントを開催する予定。

マンション住民だけでなく、大人も子どもも地域住民も、時間・空間・道具をシェアし、偶発的な出会いや活動が創造されていくことで、十日市場エリアの地域課題の解決を目指すとしている。

「グレーシア横浜十日市場」の所在地は横浜市緑区十日市場町
1481番地20、交通はJR横浜線「十日市場」駅より徒歩5分。
開発事業面積は1万1,630.22㎡、延べ面積は2万2,647.91㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造、地上10階地下1階。
用途は共同住宅・小規模保育事業。
住戸数は256戸（販売対象247戸・エリアマネジメント賃貸住宅9戸）。
間取りは1R～4LDK、専有面積は28.11㎡～95.34㎡。