【ニュース】 三菱地所、沖縄県に対し下地島空港の旅客ターミナル施設整備と国際線・国内線旅客の取扱い、プライベート機等の受け入れの整備・運営を提案 沖縄県宮古市

2016.01.04
三菱地所株式会社(東京都千代田区、杉山博孝社長)はこのほど、沖縄県・下地島空港(沖縄県宮古市)で旅客ターミナル施設を整備し、国際線・国内線旅客の取扱い、並びにプライベート機等の受け入れを行う事業実施について、沖縄県に対して提案を行った。

同社は2015年3月に、下地島空港及び周辺用地利活用事業の候補事業者として選定されており、事業実施に関する検討を進めた結果、同提案に至ったもの。
今回の提案事業では、キーコンセプトを「空港から、リゾート、はじまる。」と定め、空港利用者や航空会社の視点に立った旅客ターミナル施設づくりに取り組むとしている。
20160104三菱地所

同県は、2021年度までに同県への入域観光客1,000万人(うち外国人観光客数200万人)達成という目標を掲げている。
同社では、同目標に向かい、下地島空港で国際線・国内線LCC(ローコストキャリア)およびプライベート機等、新たな航空需要の受入を行うため、同県等とともに航空路線の誘致活動を進める予定としている。

また、既に年間約130万人(2014年実績、国土交通省大阪航空局 空港利用概況集計表より)の利用がある宮古空港とともに、観光地として高い注目を集める宮古諸島でのさらなる賑わい創出を目指す。

今後同社は、同県が策定する下地島空港及び周辺用地の利活用実施計画に基づく利活用事業としての決定に向け、同県等との協議及び手続きを進めていくという。
また、同事業のみにとどまることなく、同県での事業拡大を目指すとしている。

計画地の所在地は沖縄県宮古市伊良部地区下地島空港告示区域内。
敷地面積は約2万7,000㎡。

同社の想定事業スケジュールは、2017年1月~2018年4月に新築工事・開業準備、2018年5月に開業。
スケジュールは、今後の関係機関協議等により変更となる場合があるとしている。