【ニュース】 日本電業工作とシーテック、国内初、国立公園栂池自然園に長距離無線LANシステムによる観光・防災Wi-Fiステーションを設置 長野県小谷村
2016.01.04
日本電業工作株式会社(東京都千代田区、瀬川純社長)と株式会社シーテック(名古屋市瑞穂区、松山彰社長)はこのほど、中部山岳国立公園栂池自然園(長野県小谷村)に、太陽光発電のみで完全自立運用が可能な観光・防災Wi-Fiステーションを設置した。
国立公園での公衆無線LAN環境の整備は国内初。
年々増加する国内外観光客へのサービス向上のほか、災害時の通信インフラとしての活用も期待できるという。
今回の同システムは、太陽光パネルによる自立電源で運用するもの。
容易に移動できるため、期間限定でのWi-Fiエリアが構築可能で、環境に配慮する必要のある場所でも配線等を気にすることなく設置可能だとしている。
平常時には、広大な敷地内でつながりにくかったスマートフォンやタブレット、パソコンなどが利用できるようになり、観光客がどこでも観光案内等の情報を得ることができるほか、カメラ映像によって地域防災としての見守りや現地の状況確認にも利用可能。
災害時には、観光客や住民への情報提供、避難所と役場などの災害対策本部との情報交換がスムーズになり、カメラ映像により避難状況や現場の状況をリアルタイムで確認することも可能だとしている。