【ニュース】 JR西日本など、計画中の分譲マンション「ジェイグラン京都西大路」で京都大学の自然科学分野の研究者と連携、SDGsの達成に貢献するプロジェクトを計画 京都府京都市
2022.10.28
JR西日本不動産開発株式会社(大阪市北区、藤原嘉人社長)と
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、辻上広志社長)は、計画中の分譲マンション「ジェイグラン京都西大路」(京都市南区)で、京都大学の自然科学分野の研究者と連携し、SDGsの達成に貢献するプロジェクトを計画、京大オリジナル株式会社(京都市左京区、山田幸男社長)とのコンサルティング契約を締結した。
京大オリジナルは、京都大学の産学連携推進を目的に、同大学
100%出資の事業子会社として2018年に設立。
今回のプロジェクトでは、SDGs(11,12,15,17)の達成を目指し、同大学の生態学研究者などの知見を、マンションの植栽計画策定や居住者の学ぶ機会の創出に活用するとしている。
同物件では、事前に計画地周辺に生育する生物調査を行うとともに、同大学の伊勢武史准教授(フィールド科学教育研究センター 森林生態系部門)からの協力を得て、在来種を中心とした樹種の選定や生態学的相性に配慮した配置など、陸上生態系の保護を念頭に置いた計画を策定。
接道面にはヤマザクラやイロハモミジといった季節の移ろいを感じさせる樹種を多く配置し、周辺環境に配慮する。
また、居住者は、スギゴケなどを市松風に配置した「眺の庭」と、常緑樹のシラカシやソヨゴを中心とした緑の中で安心して過ごせる「寛の庭」の2つの庭園を敷地内で楽しむことができ、コミュニティ醸成の場としても機能することを目指す。
さらに、居住者に学ぶ機会を提供し、生態系を含む自然環境などへの関心を持ってもらうため、敷地内外での生物モニタリングの実施や、同大学附属研究施設視察ツアーなどを企画。
同大学の研究者によるセミナーやワークショップなども実施、
SDGs達成のための教育的価値も併せ持ったプロジェクトとなる予定だという。
「ジェイグラン京都西大路」の所在地は京都市南区吉祥院中島町
15-1、82-2、交通はJR京都線「西大路」駅より徒歩5分。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上7階建て。
総戸数は156戸。
竣工時期は2024年3月(予定)。