【ニュース】 唐沢農機サービス、耕作放棄地の再利用支援制度を開始、農業機械の購入時に各種サポート 長野県東御市
2022.06.23
農業機械のマーケットプレイス「ノウキナビ」を運営する株式会社唐沢農機サービス(長野県東御市、唐澤健之代表)は、社会問題となっている耕作放棄地の解消に向け、耕作放棄地の再利用を目的とした農業機械の購入時に、専門スタッフが現地まで配送・組み立てを行う「お届け安心パック」と、再利用の進め方や対処法のアドバイスを無償で提供する耕作放棄地の再利用支援制度を2022年6月
27日より開始する。
近年、農家の高齢化に伴い、耕作が行われなくなり、管理されなくなった農地は、農業生産の低下だけでなく、様々な問題を引き起こしているという。
放棄期間が長ければ長いほど、土壌の状態は悪くなり、農地として使いにくく、再利用や活用が難しくなっていくことに加え、雑草や害虫、野生動物などが周辺農地へ悪影響を及ぼすほか、不法投棄場所として狙われやすい傾向もあるとしている。
その一方、耕作放棄地の解消のため、放棄地を再利用する活動も行われているが、再利用するにあたって、雑草や石の除去から始める必要があるという。
今回、同社が提供を開始する同サービスでは、「お届け安心パック」を無償提供するほか、再利用を予定している耕作放棄地の状況(雑草の伸び具合や土地の状況)を写真などで確認、耕作放棄地再利用の進め方やトラブル対処法・適した機械をアドバイスするとしている。
「ノウキナビ」は、全国の農機流通を支援するマーケットプレイス。
全国の農機販売業者の取引支援、高品質な農機具を探す農機ユーザーとのマッチング、修理・買取・部品調達・運送等、農機具に関する様々なサポートを行っている。2014年9月に運用を開始し、
2021年10月現在、年間のアクセス数は400万PV超、参画する農機販売店は300軒超で、農家や農機ユーザーは2,500件以上の登録があるという。