【ニュース】 老舗和洋菓子店「むか新」など、地産地消の取り組みとして最中の皮に地元・泉佐野産のもち米を使用、今年で3回目となるもち米の田植えを6月8日に実施 大阪府泉佐野市

2022.06.01
明治25年創業・大阪を中心に菓子店「むか新」を20店舗展開する株式会社向新(大阪府泉佐野市、向井新将社長)は、今年で3回目となる、最中「いろは蔵」の皮に使用するもち米の田植えを泉佐野市大木地区で2022年6月8日に実施する。
地元・泉佐野市産のもち米を使用した最中で地産地消を推進することが目的。

同社では、「泉佐野産のもち米を使用して『いろは蔵』をリニューアルしたい」という想いを、日本遺産(平成29年認定「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の構成文化財)に指定されている泉佐野市大木地区を拠点に活動している市民団体「みんなのまちづくり隊」に依頼。
もち米を同市大木地区や日根野地区などの農家に契約栽培してもらえることになり、田植えや稲刈りには同社スタッフも参加している。
今年で3回目となる田植えを行う大木地区の田は、犬鳴山の麓にあり、過疎化により休耕田になっていた棚田を再生させたものだという。

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最中「いろは蔵」は、1983年10月に熊取店(大阪府熊取町)の開店記念銘菓として従来の最中を改良し販売を開始したもの。
「いろは蔵」という名前は、江戸時代に北前船寄港地であった佐野町場(現・泉佐野市)で廻船業を営み巨財を築いた「食野家(めしのけ)」の蔵が海岸沿いに建ち並び、「いろは四十八蔵」と呼ばれていたことに由来する。
2020年10月に行ったリニューアルでは、地産地消の一環として地元・泉佐野市のもち米を最中の皮に採用したほか、パッケージには泉州で活躍する書家の中村紫苑(しおん)さんが、北前船が航行した日本海の荒波を墨筆で表現したデザインを施した。

田植えの実施日時は2022年6月8日の9時30分開始(9時集合)、
13時~14時終了予定(雨天時は6月12日に順延)。
実施場所は大阪府泉佐野市大木地区、みんなのまちづくり隊拠点「みんまち村」(泉佐野市大木144)に集合。
実施内容は最中「いろは蔵」の皮に使うもち米の田植え(棚田3枚分)。
参加者は株式会社向新(向井新将社長、販売・製造スタッフ、新人社員など計14人)、市民団体「みんなのまちづくり隊」。