【ニュース】 戦国大名・今川家の菩薩寺で通常は拝観不可の修行僧の寺・臨済寺、今川義元の命日にあたる5月19日に特別公開を実施 静岡県静岡市
2022.05.12
戦国大名・今川家の菩薩寺で臨済宗妙心寺派の禅寺・臨済寺(静岡市葵区)は、今川義元の命日にあたる2022年5月19日に特別公開を実施する。
同寺院は修行僧の寺院であるため、通常は拝観不可だが、年2回(春・秋)のみ、特別公開を実施。
特別公開では、国指定重要文化財の本堂や、国指定名勝の臨済寺庭園、竹千代(徳川家康)手習いの間をはじめ、今川義元・氏輝の木像などの文化財も観覧可能。
なお、秋の特別公開では、徳川家康が信奉した守り本尊「摩利支天像」の祈祷に合わせ、2022年10月15日に公開する予定だという。
同寺院は、今川義元の軍師だった太原雪斎が、京都・妙心寺の大休和尚を招いて開山した禅宗寺院。
竹千代(徳川家康)が今川氏の人質時代を過ごし、同寺院で太原雪斎を師として学んでいる。
本堂は、貴重な建築物として国指定重要文化財にも指定されており、仁王門に掲げられた扁額は、最後の将軍・徳川慶喜の筆によるものだという。
特別公開の開催日時は2022年5月19日の10時~15時(10時より法要を実施、修行寺のため通常は拝観不可)。
臨済寺の所在地は静岡市葵区大岩町7-1。
拝観料は無料。