【ニュース】 阪神園芸、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」で壁面緑化・屋上緑化などの植栽施設を施工・保有、「みどり空間の維持・活用サービス」を実施 大阪府大阪市
2022.03.28
阪神園芸株式会社(兵庫県西宮市、久保田晃司社長)は、2022年2月25日に全体竣工を迎えた「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」(大阪市北区)で、「みどり空間の維持・活用サービス」を実施する。
同サービスは、同社が壁面緑化・屋上緑化などの植栽施設を施工・保有し、同建物に必要な緑量やデザイン・品質を長期的に維持するとともに、情報発信などを通じ、同建物の資産価値を高めることを目的としたもの。
このうち、壁面緑化では、低層部の外壁バルコニー(3~9階)に広範囲にわたってプランター(477基、約700㎡)を設置。
生物多様性に配慮し、六甲山系と淀川水系に自生する樹種を選定する他、開花や紅葉など季節に応じた変化を感じられる植物も配置した。
デザインコンセプトを維持し、外壁のアルミパネルとのバランスを適切に保ちながら、日々の目視点検、土壌状態の自動計測によって植物の健全性を確認し、大阪梅田のシンボルとして育成する。
12階の屋上庭園では、壁面緑化と同様の考え方で樹種を選定し、シンボルツリーであるケヤキを周囲の景観との調和を意識して配置。
季節感が感じられる植物と組み合わせ、オフィスワーカーや来訪者にとって、くつろぎ、憩いが感じられるオアシス的な空間を提供する(屋上緑化全体で約800㎡)。
12階のオフィスワーカー専用のサポートフロア「WELLCO(ウェルコ)」の緑化装飾では、レストランやフィットネスなど各コーナーそれぞれのテーマに応じた緑化装飾を実施。
また、エントランス壁面には制菌効果のあるフェイクグリーンの「デオファクターグリーン」を設置、良好な空気環境の維持に貢献するとしている。
植栽施設に関する情報発信(2022年4月6日開始)では、大阪梅田ツインタワーズ・サウスを東西に貫通する道路に面した北側のスペースに「みどりのコンシェルジュ STATION」を設置、植栽施設の魅力や、都市緑化の意義に関する情報を発信する。
壁面緑化・屋上緑化の情景を映像などで発信するほか、ガーデナーの仕事の紹介、植栽施設のメイキング映像の放映、気象観測データなどを使用したみどりの効果の情報発信、兵庫県立大学大学院・兵庫県立淡路景観園芸学校との連携などを実施するという。