【ニュース】 南海電気鉄道、泉北ニュータウン「泉ヶ丘」で次代の沿線中核都市を目指し、行政と共創で「泉ケ丘駅前活性化計画」を始動 大阪府堺市
2020.03.08
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、遠北光彦社長)は、沿線の重要拠点となっている泉北ニュータウン「泉ヶ丘」(堺市南区)で、次代の沿線中核都市を目指し、行政と共創で、「泉ケ丘駅前活性化計画」を始動する。
泉北ニュータウンは、高度経済成長期の住宅需要に応えるため、
1967年の泉ヶ丘エリアの街びらきを皮切りに発展し、1992年には人口16万5,000人を誇った関西を代表する大規模ニュータウン。
しかし、街びらきから50年余りを経て、2020年には人口が11万8,000人まで減少、2030年には10万人を割り込む予測が出るなど、高齢化・人口減少という社会課題が顕在化しているという。
一方、2025年11月に近畿大学医学部と近畿大学病院の泉ヶ丘エリアへの移転(予定)、コロナ禍で自然豊かな郊外が見直されていること、さらには、堺市が2021年に泉北ニュータウンの新たな価値の創造を目指して「SENBOKU New Design」を策定し、大阪府・堺市が泉北ニュータウンをスマートシティの重点地域と位置付けるなど、明るい要素が出てきている。
同社でも、これらの動きに呼応し、スマートシティに関する取組みなど、泉北ニュータウンの活性化につながる取組みを推進するとともに、「泉ケ丘駅前活性化計画」に着手し、泉ヶ丘に新たな価値を創造、これまでは「ベッドタウン」という位置付けだった泉ヶ丘を次代の沿線中核都市とすることを目指すとしている。
「泉ケ丘駅前活性化計画」の延床面積は約1万6,000㎡。
建物規模は地上4階・地下1階。
施設用途は商業・金融サービス、オフィス、医療施設、広場機能など。
工事着手は2022年4月より順次開始、竣工予定は2025年9月(10月開業予定)。
なお、新築計画の詳細については、決まり次第改めて発表するとしている。