【ニュース】 コンテナホテルのデベロップ、千葉県と東京都からの要請を受け、「レスキューホテル」を新型コロナウイルス感染症に関わる臨時医療施設等として計3施設・21室を出動 千葉県流山市

2022.03.02
コンテナホテルを全国展開する株式会社デベロップ(千葉県市川市、岡村健史代表)は、千葉県と東京都からの要請を受け、コンテナホテルの特性を活かした災害対応ソリューション「レスキューホテル」を新型コロナウイルス感染症に関わる臨時医療施設等として、計3施設・21室を出動した。
各施設は2022年2月中旬より順次運用を開始している。

東日本大震災での経験をもとに開発された「レスキューホテル」は、平時はコンテナホテルとして運営する客室を、災害など有事の際には被災地へ移設し、避難所や休憩所等として利用する仕組みの名称(商標登録済)。
2020年4月には、長崎クルーズ船内での新型コロナウイルス感染拡大防止対策として初の有事出動を実施、その後、東京都三鷹市・東京都千代田区・都内民間病院へPCR検査体制強化のために出動した。
空調を完備した客室は、季節や天候等に関係なく診療活動を行うことができ、医療従事者の負担軽減のために利用されたという。

さらに2021年12月からは、新型コロナ第6波・オミクロン株の感染拡大対応のために臨時医療施設として栃木県へ126室を出動。
1台1室の独立した客室構造により、宿泊施設としてだけでなく、診察室やナースステーション等にも活用可能なことから、自治体や民間の病院の有事インフラとして地域医療に貢献する機会が増えているとしている。

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今回は、「レスキューホテルの」の機動力を活かし、要請に応じた客室数を地域の医療拠点へ出動。
自由なレイアウト設計により、医療施設を拡充するとしている。

千葉県の要請による千葉県流山市での臨時医療施設の設置室数は
15室。
用途は投薬治療を終えた軽症患者の経過観察用施設・ナースステーション。
運用期間は2022年2月18日~3月予定。

東京都の要請による東京都中央区での臨時医療施設の設置室数は2室。
用途は入所者用シャワールーム。
運用期間は2022年2月4日~5月予定。

東京都の要請による東京都立川市での臨時医療施設の設置室数は4室。
用途は入所者用シャワールーム。
運用期間:2022年2月9日~5月予定。