【ニュース】 富士急行、伊豆箱根鉄道より「十国峠ケーブルカー」「十国峠レストハウス」などを譲受、2月10日より営業を開始 静岡県函南町

2022.02.02
富士急行株式会社(山梨県富士吉田市、堀内光一郎社長)は2月1日、「十国峠ケーブルカー」「十国峠レストハウス」などを運営する十国峠株式会社(静岡県函南町)の全株式を取得した。
準備完了後、2022年2月10日より営業を開始する。

十国峠は、伊豆箱根鉄道株式会社(静岡県三島市、伍堂文康社長)が運営していた「十国峠レストハウス」「十国峠ケーブルカー」などを会社分割によって継承するため、2021年12月1日付で発足した新会社。
今回の富士急行への全株式売却は、新会社の発足時点で決定していた。

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十国峠は、旧国名「伊豆」「駿江」「遠江」「甲斐」「信濃」「相模」「武蔵」「上総」「下総」「安房」の十の国が見渡せたことに由来する。
その名の通り、晴れの日の頂上からは富士山や南アルプス、駿河湾や湘南海岸、三浦半島まで、360°遮るものがない絶景パノラマを楽しめるという。
四季折々で表情を変える十国峠山頂からの景色は、2016年3月1日に国の登録記念物にも認定されている。

今回、十国峠の山麓に位置する「十国峠レストハウス」や、レストハウス2階と山頂の十国峠駅を結ぶ全長316mの「十国峠ケーブルカー」などの施設が富士急グループ入りすることで、富士急グループのアウトドアブランド「PICA(ピカ)」による本格的なアウトドアコンテンツとの連携などが可能になるとしている。