【ニュース】 いわて蔵ビールなど、釜石の花「浜ユリ」から酵母を採取、地ビール「渚咲~Nagisa~(なぎさ)」を販売 岩手県釜石市
2015.11.26
いわて蔵ビール(運営:世嬉の一酒造株式会社、岩手県一関市)は、北里大学海洋バイオテクノロジー釜石研究所・釜石市と共同で、釜石の花「浜ユリ」から酵母を採取、地ビール「渚~Nagisa~(なぎさ)」を開発し、11月20日より販売を開始した。
地ビール「渚咲~Nagisa~(なぎさ)」は、華やかでフルーティーな香りと、飲みやすい口当たりが特徴。
渚に咲く浜ユリのような琥珀色のビールに仕上がったという。
浜ユリは、釜石市の花。
岸壁に咲く花だったため、震災で津波の被害を受けたが、震災の翌年も咲いたことから、「奇跡の浜ユリ」と言われている。
こうした中、釜石の浜ユリで商品開発ができないかと市長からのアイディアをうけ、「釜石はまゆりプロジェクト」がスタート。
まずは、地元住民の了解を得て10輪のはまゆりの花から酵母を採取、商品開発がスタートした。
現在、ビールの他に、釜石海まん、ハンバーガーなどが開発されてい
る。
東北復興支援ビール「渚咲~Nagisa~」の価格は1本518円(税込、
330ml)。
初回出荷量3,000本。
販売先は全国のビアバー、酒販店など。