【ニュース】 JR東日本、列車による荷物輸送サービスの名称を「はこビュン」に決定、新たなビジネスとして本格的に展開 東京都渋谷区

2021.10.06
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)はこのほど、列車による荷物輸送サービスの名称を「はこビュン」(商標登録出願中)に決定、新たなビジネスとして本格的に展開する。

同社ではこれまで、新幹線をはじめとする列車の速達性・定時性を活用した荷物輸送サービスについて、様々な輸送トライアルや実証実験を重ね、輸送マーケットの把握を進めてきた。
今後も、列車を活用した輸送サービスにより、地域とモノをつなぐことで、地域の魅力発信を行い、人々の豊かなくらしづくりや物流業界の課題解決に向けた取り組みに貢献するとしている。

既に10月1日より開始している、東京~仙台駅・新潟駅で「すぐに運んでほしい」というニーズに対応する新サービスは今後、「はこビュン Quick」として展開。
「はこビュン」の名称やロゴデザインは、宣伝活動や輸送した商品POPなどに活用し、より多くの人に親しみを持ってもらうことで、利用の促進を図る。

さらに今後は、これまで実施してきた取り組みをビジネスとして本格的に展開。
「はこビュン Quick」を活用した取り扱い商品の拡大、スーパーマーケットなどの食品小売店や飲食店・百貨店に向けた定期輸送の強化、地方駅などへ商品を輸送する「下り列車」の積極的活用、駅での受け取り箇所の拡大などを推進するという。

なお、JR 東日本グループで物流事業を担う株式会社ジェイアール東日本物流(東京都墨田区、野口忍社長)が、荷主客より輸送の発注を受け、列車を活用した輸送をコーディネートし、JR東日本は列車による輸送部分を担う。