【ニュース】 デベロップ、「レスキューホテル」となるコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 中津」を2022年3月に開業、中津市と災害協定を締結 大分県中津市
2021.09.22
株式会社デベロップ(千葉県市川市、岡村健史代表)は、災害などの有事に被災地に駆けつけ、「レスキューホテル」となるコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 中津」(大分県中津市)を2022年3月に開業する。
開業に先立ち、2021年9月28日にレスキューホテルの出動に係る大分県初の災害協定を中津市と締結する予定。
同社が運営する「ホテル アールナイン ザ ヤード」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室の「動くホテル」。
1室13㎡というコンパクトさながらも隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室装備するなど長期の連泊でも快適に過ごせる宿泊空間が好評で、全国に41店舗1,370室を展開している(開業準備中の店舗を含む)。
昨今のコロナ禍でも、密を回避する独立した客室が「安心な滞在」という需要を喚起し、約7割の稼働率を維持しているという。
また、有事の際には客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等に利用する「レスキューホテル」としての役割も担う。
今回、同ホテルが開業する同市は、大分県の北西端に位置し、北部は瀬戸内海に面する。
市内には一級河川である山国川が流れ、南部は山間部と自然に恵まれた地域であるため、自然災害等には日頃から厳重な警戒と対策に取り組んできた。
同市では、あらゆる災害の備えとして、避難所や仮設所等に利用可能なレスキューホテルに関心を寄せ、今回の協定締結に至ったという。
来春開業予定の同ホテルは、平時は地域の観光・ビジネスの拠点として、有事には同市内他へすみやかに出動する「地域の災害対応拠点」としての役割を担うとしている。
なお同社では、有事にレスキューホテルが迅速な出動を行えるよう、地方自治体との災害協定の締結を進めており、現在までに64の自治体等との協定締結が完了しているほか、多くの自治体等と締結協議を行っているという。
「HOTEL R9 The Yard 中津(ホテル アールナイン ザ ヤード ナカツ)」の所在地は大分県中津市犬丸2383-3。
敷地面積は2,682㎡。
客室はダブル31室・ツイン7室。
オープン日は2022年3月予定。