2015.11.11
琴平バス株式会社（香川県琴平町、楠木泰二朗社長）は、四国各地（香川・徳島・高知・愛媛）と福岡（博多）を結ぶ高速夜行バスの新路線「コトバスエクスプレス福岡」の運行を12月18日より開始する。
福岡と徳島を直行で結ぶ唯一の高速バスになるという。

同社では現在、「四国～東京」「四国～名古屋」の高速バス2路線を運行中。
今回、運行を開始する「四国～福岡（博多）便」は3番目の路線で、1日1往復を運行する。
香川・徳島と福岡間は直行便とし、高知・愛媛は香川県のJR宇多津駅前でシャトルバス利用の乗り継ぎとなる。

使用する車両には、プレミアム3列シート、プライベートカーテン、トイレを完備。
セルフサービスのドリンクや毛布、アメニティグッズなども用意する。


中国や東南アジアからの訪日観光客が増加する中、九州は大都市圏に次いで高い伸び率を示している地域。
同社では、同路線の新設により、九州の外国人観光客を四国に呼び込むことも狙う。
中国などから空路で九州入りし観光した後、福岡からバスで四国に移動し、四国観光後に高松空港から帰国するといった個人の観光客などの利用も見込み、外国語のパンフレットや案内表示などのサービスも充実させていく予定としている。

運賃は、陸路による他の福岡～四国間の交通機関に比べ格安で、個人や少人数の利用であれば、JRや自家用車で移動するよりも割安となるという。
予約は出発日3か月前の同日より可能。
早期に予約すれば、繁忙期以外は「早割7」「早割21」の割引運賃が適用される（福岡～香川間では通常期の普通運賃7,200円が早割21で
6,200円など）。
また、毎月5日と10日（コトバスの日）には普通運賃が半額になるという（席数限定）。
なお、運行開始の12月18日～来年2月28日の期間は、オープニングキャンペーンとしてWeb予約に限り普通運賃の半額で利用可能とした
（席数限定、12月24日～1月4日を除く）。