【ニュース】 近畿日本鉄道と福山通運、名阪特急「アーバンライナー(next・plus)」を使用した貨客混載事業が国土交通大臣より認定、大手民鉄では初 大阪府大阪市
2021.06.29
近畿日本鉄道株式会社(大阪市天王寺区、都司尚社長)と福山通運株式会社(広島県福山市、小丸成洋社長)は、近鉄が「大阪難波」~「近鉄名古屋」間で運転する名阪特急「アーバンライナー
(next・plus)」を使用した貨客混載事業について、6月28日付で国土交通大臣より同事業に係る物流総合効率化法に基づく総合効率化計画の認定(大手民鉄初)を受けたと発表した。
これに伴い、福山通運は、翌日以降の配送が主流だった大阪市内~名古屋市内間で、2021年7月1日より当日配送サービス(福山グリーン便)を開始する。
同事業では、近鉄としては列車の空スペース(旧車販準備室)を有効利用した運送サービスのため、投資を必要とせず、新たな収益につなげることが可能。
一方、福山通運は、自動車運送業の担い手不足の解消やCO2排出量の削減という社会的課題を解決できるほか、同区間の当日配送が安価で提供できることになり、利用者の利便性向上も図れるとしている。
「福山グリーン便」の事業エリアは大阪市内~名古屋市内相互。
福山通運が午前中に荷物を集荷し、名阪特急アーバンライナーに積み込み、名阪特急アーバンライナーで大阪難波~近鉄名古屋間を輸送、福山通運が名阪特急アーバンライナーより荷物を積み卸し、当日の夕方に配達する。
料金は1,700円~。
事業開始日は2021年7月1日~。
取扱い地域・料金等の詳細は、福山通運各営業所まで。