【ニュース】 積水ハウス、遠州鉄道と共同建築事業「SI事業」で提携、12月より事業を開始 静岡県浜松市

2025.12.10
積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)は、遠州鉄道株式会社(浜松市中央区、丸山晃司社長)と共同建築事業「SI(エス・アイ)事業」で提携、2025年12月より事業を開始する。

積水ハウスでは、創業以来培ってきた安全・安心の技術をオープン化し、木造住宅の耐震性を強化するため、2023年9月より業界初となる同事業を展開している。
同事業は、パートナー企業の販売手法や外装・内装・設備の独自性が確保され、かつ積水ハウスグループによる施工が伴う点でフランチャイズとは異なるという。
保証やアフター対応はパートナー企業が行う。



同事業では、積水ハウスが耐震面で最も重要な部分となる「S(=スケルトン)」部分の基礎、躯体、接合部を担う。
「I(=インフィル)」部分の外装や内装、設備はパートナー企業が担い、地域での高い土地仕入れ力・販売力を活かし、地域特性に沿った提案を行うなど、地域密着型の顧客対応を可能とする。

遠州鉄道は、「遠鉄ホーム」のブランド名で、静岡県西部を中心に新築住宅事業を展開しており、5,500棟以上の建築実績がある。
南海トラフ地震が懸念される中、SI事業に参加し、積水ハウスの高い耐震性と、遠州鉄道が培ってきた設計力・提案力を融合させるという。