【ニュース】 JR東日本、2026年3月23日より、盛岡~東京間でE3系新幹線1編成7両の全号車を改造した荷物専用車両の運行を開始 岩手県盛岡市
2025.12.10
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、喜㔟陽一社長)は2026年3月23日より、盛岡新幹線車両センター(岩手県盛岡市)~東京新幹線車両センター(東京都北区)間で、E3系新幹線1編成7両の全号車を改造した荷物専用車両の運行を開始する。
合わせて、車両センター内での荷物の搬送時にAGV(無人搬送車)を導入し、業務効率化を図る。
車両は、荷物搭載スペースを確保するため、客室内の座席を全て撤去。
荷物をカゴ台車に載せたまま車内に搭載するため、床面をフラット化した上で鉄板を敷き、滑り止め加工を行う。
また、車内に設置したベルトで荷崩れを防止する。

車両デザインは、「はこビュン」が地域の商品・魅力を届けるサービスであることを全面に出した荷物専用新幹線の特別デザインとする。
先頭車は代表的な輸送商材を大きくデザインし、中間車の窓には輸送実績のある地産品等をデザインするという。
同社では2025年4月より臨時列車の一部客室を使用した大口輸送サービスを開始。
現在は、毎週金曜日に最大200箱程度の輸送が可能だが、より多量の荷物を高頻度で輸送してほしいというニーズに応え、E3系新幹線1編成の全号車を荷物専用車両として改造する。
車両センターの活用により、乗客との接触を避けることによる安全確保と、カゴ台車のまま一度に多量の荷物を輸送することが可能となる。
また、車内電源を活用した冷温管理機器(業務用クーラーボックス等)による冷蔵品の輸送も実施、今後は仙台エリアや新潟エリアでの輸送も目指す。
運行日は平日の定期運行(2026年3月23日~)。
輸送区間は盛岡新幹線車両センター~東京新幹線車両センター。
輸送形態は荷物専用新幹線(1編成7両、旅客輸送1~10号車・荷物輸送11~17号車)。
積載量は最大17.4t(1,000箱程度)。













