【ニュース】 近畿日本鉄道など、近鉄名古屋駅~賢島駅間の車内空間でフランス料理を楽しめるレストラン列車の運行を2026年秋より開始 三重県志摩市

2025.11.04
近畿日本鉄道株式会社(大阪市天王寺区、原恭社長)、株式会社近鉄・都ホテルズ(大阪市天王寺区、大矢茂伸社長)、株式会社近鉄リテーリング(大阪市天王寺区、鳥居正彦社長)の3社は、「近鉄名古屋」駅(名古屋市中村区)~「賢島」駅(三重県志摩市)間の車内空間でフランス料理を楽しめるレストラン列車「Les Saveurs 志摩(レ・サヴ―ル・しま)」の運行を2026年秋より開始する。

同列車のコンセプトは「美食が誘う、優雅な列車旅」。
提供する食事は、志摩観光ホテル(三重県志摩市)の樋口総料理長が監修した本格的なコース料理の「フレンチコース」と、近鉄・都ホテルズが監修したフレンチを手軽に楽しめる「フレンチ膳」の2種類で、食事やドリンクの提供など車内サービスは近鉄リテーリングが担当する。

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列車名称の「Saveurs(サヴ―ル)」はフランス語で「味」「風味」を意味し、伊勢志摩の多様な食材が織りなす奥深い味わいをイメージした。

車両は4両1編成で、特急車両(12400系)を改造する。
エクステリアデザインは、志摩の「海・白砂・太陽」が醸し出す爽やかな開放感を、深みのある青と光を感じる白で表現した。
4号車はフレンチコースを堪能できる特別な車内とし、1号車・2号車はフレンチ膳を味わいながら車窓を楽しめるように、窓1つに対し各席を斜め向きに配置する。

フレンチコースでは、三重県の豊かな自然が育んだ食材を堪能できる本格的なフレンチのコース料理を提供、フレンチ膳では同じく三重県産の食材をふんだんに使用した彩り豊かなフレンチを木箱に詰め込むという。

レストラン列車「Les Saveurs 志摩(レ・サヴ―ル・しま)」の運行開始予定は2026年秋。
運行日は週6日(季節により週7日営業する場合あり)。
途中停車駅は「伊勢市」「宇治山田」「五十鈴川」「鳥羽」「鵜方」。
運行時刻は往路が「近鉄名古屋」11時頃~「賢島」着13時30分頃、復路が「賢島」発16時30分頃~「近鉄名古屋」着が19時30分頃。
座席数は50席(全席座席指定)。
投資額は約7.5億円。