【ニュース】 JA三井リースなど、唐津バイオマス発電所の営業運転を開始、燃料に木質ペレットやパーム椰子殻などを使用 佐賀県唐津市

2025.10.01
JA三井リース株式会社(東京都中央区、新分敬人社長)などが出資する唐津バイオマス発電所(佐賀県唐津市)は、2025年9月27日付で営業運転を開始した。
合わせて、発電事業の収益性向上を目的にFIP制度の認定を取得、国内需要家との長期価格固定契約に基づく売電を開始した。

FIP制度とはFeed-in Premiumの略称。
再生可能エネルギー発電事業者による卸市場などでの売電価格に一定のプレミアム(補助額)を上乗せすることで、再生可能エネルギーの導入を促進する仕組みとなっている。

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同発電所は、同社の他、株式会社レノバ(東京都中央区、木南陽介社長)、東邦ガス株式会社(名古屋市熱田区、山碕聡志社長)、株式会社イノセント(宮崎県都城市、小屋久憲代表)が共同出資する合同会社唐津バイオマスエナジーにより開発されたもの。

燃料には、木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)といった再生可能なバイオマス燃料を使用することで資源循環とカーボンニュートラルの両立を図り、持続可能な電力供給を実現するという。
年間発電量は約3億5,000万kWhを見込んでおり、これは一般家庭約11万世帯分の年間使用電力量に相当する。

唐津バイオマス発電所の建設地は佐賀県唐津市佐志字鴻ノ巣375番2。
運転開始は2025年9月27日。