【ニュース】 阪急電鉄と阪急阪神不動産、「(仮称)東阪急ビル建替計画」で10月より建物の新築工事に着手 大阪府大阪市
2025.10.01
阪急電鉄株式会社(大阪市北区、嶋田泰夫社長)と阪急阪神不動産株式会社(大阪市北区、福井康樹社長)は、「(仮称)東阪急ビル建替計画」(大阪市北区)で、2025年10月より建物の新築工事に着手する。
同計画は、オフィスビル「東阪急ビルディング」(1966年竣工)を、2024年6月から2025年9月にかけて解体し、新たに地上10階・地下1階建のオフィスビルを建築するもの。
竣工は2027年12月、阪急阪神不動産が入居する予定。
同建物は、阪急各線「大阪梅田駅」のほか、阪神本線「大阪梅田」駅、JR各線「大阪」駅、大阪メトロ御堂筋線「梅田」駅などからアクセスしやすく、都島通と新御堂筋の交差点に面しているため、視認性にも優れた立地。
建物1階には店舗を配置し、周辺エリアとの連続性を保つとともに、梅田エリア全体の回遊性と賑わいの創出にに寄与するとしている。
建物の外装には、木立をモチーフとしたデザインを採用。
1階のエントランスの天井材には木材を使用、屋内緑化とあわせて空間全体で自然を感じられる意匠とする。
2階のオフィスのエントランスには、オールジェンダートイレを整備するとともに、混雑や長時間利用の状況が把握できる、満・空室管理システムを導入する。
また同建物は、導入する設備や素材について環境配慮と脱炭素化を図ることで、ZEB Ready認証を取得。
さらに構造面では新耐震基準の1.2倍の強度を持つ「Ⅰ類」相当の耐震安全性を確保、非常時にも事業継続を支えるためのBCP機能を整備するという。
「(仮称)東阪急ビル建替計画」の所在地は大阪市北区角田町16番・16番9(地番)、交通は阪急各線「大阪梅田」駅より徒歩4分。
敷地面積は1,534,75㎡、延床面積は1万3,878.29㎡。
構造・規模は鉄骨造、地上10階・塔屋1階・地下1階建。
工事期間は2025年10月~2027年12月(予定)。