【ニュース】 三菱鉛筆、川西町の工場老朽化に伴い、新たに飯豊町に工場を新設、現工場の鉛筆製造の機能の一部を新工場に移管 山形県飯豊町

2024.12.12
三菱鉛筆株式会社(東京都品川区、数原滋彦社長)は、鉛筆製造を行っている山形工場(山形県川西町)の建物老朽化への対応に加え、生産機能の合理化と生産体制の強化を図るため、新たに山形県飯豊町に工場を新設、現工場の鉛筆製造の機能の一部を新工場に移管し、2025年1月より稼働を開始する。

同社は1944年、戦争の疎開工場として川西町で現工場を立ち上げ、高品質で安全性の高い鉛筆の製造を開始、同社鉛筆製造での主力工場として、時代を超えて事業成長を支える重要な役割を担ってきたという。

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同社は、「世界一の表現革新カンパニー」になることを掲げ、筆記具事業のグローバル化を中心に、事業拡大への取り組みを進めている。
その活動の一環として、筆記具事業での販売・供給・マーケティングといった各種機能の再構築を進めており、サプライチェーンの強化が不可欠だという。

こうした中、同社では今回、現工場の建物老朽化が進んできたことから、従業員の安心安全を第一に考えるとともに、生産機能の合理化と生産体制の強化を図ることを目的として、隣町の飯豊町で新たに鉛筆製造の新工場を新設。
鉛筆製造工程の一部を新工場に移設し、2025年1月より生産を開始するとしている。

新工場の所在地は山形県西置賜郡飯豊町添川3514-29、敷地面積は2万㎡、延床面積は8,064.32㎡。
稼働開始は2025年1月(予定)。