【ニュース】 JR東日本新潟支社、新潟南高等学校の生徒とコラボレーション、2024年度末開業予定の「上所」駅に設置する各設備のデザインを決定 新潟県新潟市
2024.10.25
東日本旅客鉄道株式会社新潟支社(新潟市中央区、白山弘子支社長)はこのほど、新潟市と連携し、越後線「白山」駅~「新潟」駅間で2024年度末に開業を予定している「上所(かみところ)」駅(新潟市中央区)の最寄りとなる、新潟県立新潟南高等学校(新潟市中央区、横堀真弓校長)の生徒とコラボレーションし、同駅に設置する各設備のデザインを決定した。
同駅では、2023年度より新設工事を開始、2024年9月にホームの設置工事が概ね完了している。
今後は、2024年度末の開業へ向け、屋根工事・外壁工事などを順次進めるという。
同社では、2023年8月に同校の生徒を対象とした同駅の認知度や通学利用に関するアンケート調査を実施。
その際、同校1年生が探究活動として同駅を研究テーマに取り上げ活動をしていたことから、同社とコラボレーションし、同駅開業を盛り上げる取組みを開始した。
2024年3月に実施した探究活動の中では、同社による出前授業や現場見学会を通じ、同駅について知識を深め、その上で同駅に設置する設備のデザインのアイデア抽出とデザイン検討を開始。
生徒と同社で合計4回のワークショップを実施した。
2024年6月には、上所コミュニティ協議会の人を招き、生徒が考えたデザインの発表会を開催。
発表したデザインを元に、生徒と同社が連携して深度化を図ったという。
決定した設備のデザインのうち、駅舎駅名標は、同駅のデザインコンセプト「水のせせらぎ」を意識し、青色や白色を使い分けて信濃川の流れを表現したほか、駅名の周りにカラフルな色使いで四季を表現した雪の結晶を散りばめ、新潟県の雪のイメージも表現。
ホーム上に設置する2箇所のベンチは、最新の技術を使用したコンクリート3Dプリンタで製作、背もたれ部分で信濃川の流れを、座面では波を表現した。
乗車駅証明書発行機は、ポップにデザインした「KAMITOKORO」の文字を散りばめ、明るいイメージの発行機にしたという。