【ニュース】 宮崎県立産業技術専門校、訓練生が建築した木造模擬家屋の上棟式を10月25日に同校で実施 宮崎県西都市

2024.10.22
宮崎県立産業技術専門校(宮崎県西都市、大衛正直校長)は、訓練生が建築した木造模擬家屋の上棟式を2024年10月25日に同校で実施する。

同校では、応用実習棟内で在来軸組工法(手刻み加工)による木造2階建ての模擬家屋(実物大)の建築実習を行っており、今回実施する上棟式は各訓練科2年生による訓練の集大成となるもの。
当日は、実際に屋根に上り、せんぐまき(宮崎県の方言で上棟式に餅を撒くこと)を実施、訓練生全員で上棟を祝い、今後の訓練の無事を祈願するという。

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同校は、職業能力開発促進法に基づき、宮崎県が設置する公共職業能力開発施設で、高等学校卒業程度の学力を有する人を対象に2年間の職業訓練を行い、中核的技能者を養成する学校。
在校中に多くの資格を取得することができ、修了生の就職率はほぼ100%で、修了生は同県内外の多くの企業で活躍しているという。

木造建築科の訓練生は、1年次に建築計画の授業などで学んだ知識を生かし、それぞれが木造家屋の平面計画図を作成。
その中から最も優秀な図案を選定し、これを基に、実際に建てる木造模擬家屋の設計図を作成する。
さらに、この設計図を基に、電気設備科と建築設備科では、それぞれの設備の設計図を作成するとしている。

2年生の4月からは、木造建築科実習棟で模擬家屋の床組・柱・小屋組などを構成する木材の手刻み加工訓練を開始。
小屋組までの建て方が終わると上棟式を行う。
上棟式終了後は、模擬家屋内外の壁や天井の仕上材を部分的に施工し、電気設備科2年生が照明設備等の取付や電気配線等の訓練、建築設備科2年生が衛生器具等の取付や給排水配管等の訓練をそれぞれ実施し、12月下旬頃の模擬家屋完成を目指す。

上棟式の実施日時は2024年10月25日の午後(時間は調整中)。
実施場所は宮崎県立産業技術専門校(宮崎県西都市右松362-1)応用実習棟内。
一般の参加は不可。