【ニュース】 建設技術研究所と先進モビリティ、「佐賀駅バスセンター」~「SAGAサンライズパーク間」で自動運転バスの運行実証を10月7日より実施 佐賀県佐賀市
2024.10.07
株式会社建設技術研究所(東京都中央区、西村達也社長)と先進モビリティ株式会社(茨城県つくば市、瀬川雅也社長)は、佐賀市内の「佐賀駅バスセンター(6番乗り場)」~「SAGAサンライズパーク(市文化会館前)」バス停間で、2024年10月7日より自動運転バスの運行実証を実施する。
佐賀県(山口祥義知事)と佐賀市(坂井英隆市長)は、SAGAサンライズパークとその周辺を先進的なモデルエリアとし、AI、IoT、xR、Roboticsなどの先進テクノロジーの活用を進めることで、地域課題を解決し、住民が快適に暮らせる社会づくりを目指している。
こうした中、近年、人口減少や少子・高齢化の影響によってバス運転手不足が深刻化しており、「住民の身近な移動手段の維持」や「新たな移動ニーズへの対応」が困難な状況となっていることから、同県と同市は共同で自動運転バスの社会実装に向けた取り組みを行っているという。
2023年度には、佐賀駅サンライズ口(北口)付近から、SAGAサンライズパークまでの区間で、自動運転バス(自動運転レベル2)での走行を検証、乗車体験会を開催し、社会受容性の確認を行った。
自動運転レベル2とは、発車・加減速・停止及び方向転換などの運転操作を基本的に自動運転システムが行うが、運転者は乗車し常に監視している状態。
今回は、2社の連携により、自動運転レベル4を想定した走行を検証する。
自動運転レベル4とは、全ての運転操作を自動運転システムが行い
、運転者は乗車していない、もしくは運賃収受など非運転操作を担う乗務員が乗車している状態(特定条件下に限る)。
合わせて、既存のバスセンターやバス停留所の活用、信号機と連携した自動運転バスの走行「道路インフラ連携」などの実用に近い運行も検証する。
そのうえで、自動運転バスを活用した運行の実現(社会実装)のための取り組みに必要な事項をまとめた実用化計画の作成を行うとしている。
自動運転バス運行実証の実施期間は2024年10月7日~14日・21日~25日・27日。
運行エリアは「佐賀駅バスセンター(6番乗り場)」~「SAGAサンライズパーク(市文化会館前)」バス停。
運行時間(佐賀駅バスセンター発車時刻、30分に1本運行)は平日が9時40分~11時25分・13時10分~15時55分、休日が9時40分~11時25分・13時15分~17時。
運行車両はBYD社J6をベースとした自動運転EVバス。