【ニュース】 G-Place、三島市と食品ロス削減に関する連携協定を締結、フードシェアリング推進サービス「タベスケ」を無償提供 静岡県三島市

2024.08.16
自治体向け業務支援事業を手掛ける株式会社G-Place(京都府長岡京市、綾部英寿社長)は2024年8月13日、三島市(豊岡武士市長
)と食品ロス削減に関する連携協定を締結した。

同市では、同市内のごみ減量に継続的に取り組んでおり、2024年3月には「三島市食品ロス削減推進計画」を策定。
同計画に基づき、「三島市フードロスゼロ推進店」認定制度を創設、推進店の募集を開始する。
同社は、同制度の普及拡大を支援するため、同連携協定に基づき、自治体の食品ロス対策としてフードシェアリングを推進するサービス「タベスケ」を無償で提供、同市の食品ロス削減とごみ減量の取り組みをサポートするとしている。

「タベスケ」は、飲食店・食料品店でまだ食べられるのに廃棄されてしまう可能性の高い食品を安価に出品できるサービスで、購入者は、出品された中から欲しい商品を「タベスケ」内で購入予約したうえで、商品を出品する店舗に出向き支払いする仕組み。
お得に購入することを通して食品ロス削減に貢献できる環境をつくっているとしている。
地方自治体が自治体内の店(飲食店・食料品店)に向けて同サービスを提供する形態をとっており、購入者は自治体在住者でなくても無料で利用可能(商品の購入代金は発生)。
また、商品登録をする飲食店・食料品店も無料で利用できるため、地域の小・中規模店舗でも参加しやすいサービスだという。
同社では、2021年3月1日よりサービス提供を開始、現在までに
25自治体が利用しており、累計の登録ユーザー数は7万2,464人、協力店舗数は557店舗、食品ロス削減量28.14トンとなっている(2024年6月30日時点)。

連携協定の実施期間は2024年8月13日~2025年9月30日(タベスケ利用期間は2024年10月1日~2025年9月30日)。
期間中は「タベスケ」を同市が試験導入し、市内周知と効果分析を担い、同社は同市へのサービス提供、ユーザー管理と効果分析のサポートなどを担う。
試験期間後は、利用状況や削減効果などを分析し、地域に適した運用モデルの構築を目指すとしている。