【ニュース】 三井ホームなど、地上6階建て木造学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ生田」を竣工、中大規模建築物の木造化に寄与 神奈川県川崎市

2024.03.27
三井ホーム株式会社(東京都新宿区、池田明社長)は2024年3月
、同社が設計・施工を手掛けた地上6階建て木造学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ生田」(川崎市多摩区)を竣工した。
建築主は東急不動産株式会社(東京都渋谷区、星野浩明社長)、管理運営は株式会社学生情報センター(京都市下京区、吉浦勝博社長)。

同物件は、循環型資材の「木」を活用した木造とRC造(鉄筋コンクリート造)の地上6階建て学生レジデンス。
木造マンション「MOCXION」での6階建ては、三井ホームとしては初の取り組みとなる。
炭素を長期間固定化することのできる「木」を活用し、スギの木
1,526本分に相当する炭素を建物に固定化、カーボンニュートラルの実現に貢献するとともに、中大規模建築物の木造化にも寄与するという。

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同物件で採用した木造枠組壁工法には、高断熱・高気密という特性があり、加えて高効率な設備を導入することで、一次消費エネルギーの発生を約20%削減、BELS評価の「ZEH-M Oriented」を取得している。

また、建物には天然木や木調のデザインを豊富に採用、木のぬくもりを感じられる空間設計とした。
共有スペースには、学生同士の交流の機会を増やす工夫としてスキップフロアを設置、座っている学生と歩いている学生の目線の高さを揃え、自然なコミュニケーションが生まれるようにするなど、利用学生がよりリラックスして快適に過ごせる環境を提供するしている。

「キャンパスヴィレッジ生田」の所在地は川崎市多摩区三田4丁目1番4(地番)、交通は小田急小田原線「生田」駅より徒歩9分。
敷地面積は1,551.19㎡、法定延床面積は3,197.37㎡。
構造・規模は1~2階RC造・3~6階木造(枠組壁工法)、耐火建築物、地上6階建て。
建築用途は寄宿舎(学生寮)。
総戸数は130戸。