【ニュース】 サーキュラーパーク九州と日本通運、川内発電所跡地での物流事業の検討を進めるため、パートナーシップ協定を締結 鹿児島県薩摩川内市

2024.02.28
九州電力株式会社(福岡市中央区、池辺和弘社長)傘下のサーキュラーパーク九州株式会社(鹿児島県薩摩川内市、春木優代表・中䑓澄之代表)と、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(東京都千代田区、堀切智社長)傘下の日本通運株式会社(東京都千代田区、竹添進二郎社長)は2024年2月20日、川内発電所跡地(鹿児島県薩摩川内市、2022年4月廃止)での物流事業の検討を進めるため、パートナーシップ協定を締結した。

サーキュラーパーク九州は、川内発電所跡地を資源循環の拠点とする「サーキュラーパーク九州」構想の実現に向け、2023年7月に九州電力と株式会社ナカダイホールディングス(東京都品川区、中台澄之代表)の共同出資により設立。
2024年4月開始予定のリソーシング事業(企業や地域の廃棄物の再資源化)や、今後順次実施予定のソリューション事業(産官学のネットワークを活用した共同研究や実証実験、コンサルティング等)を通じ、サーキュラーエコノミーと脱炭素化の推進による、持続可能な社会の構築を目指している。

一方、NXグループ(旧・日本通運グループ)は、持続的な成長とステークホルダーとの共創による企業価値向上を目指しており、また、循環型社会の実現に向け、事業活動での廃棄物の削減と3R(リサイクル・リユース・リデュース)の推進、再利用可能な資材の活用や環境に配慮したサービスを提供しているという。

同協定の主な連携事項は、同発電所跡地での資源循環をベースとした物流事業の実現に関する事項、循環型の物流事業のビジネススキーム創出に関する事項、資源循環による資源の有効活用や環境負荷低減に関する事項。
今後は、同協定に基づき、同発電所跡地での物流事業の事業性の確認や、サーキュラーパーク九州が同エリアで進める「資源循環の社会実装」の実現につながる循環型の物流事業の検討等を進めるとしている。