【ニュース】 大日本印刷と丸善雄松堂、敦賀市と地域の歴史や文化情報の活用による多面的なまちづくりと学びの推進を目的に包括的地域連携協定を締結 福井県敦賀市
2024.02.28
大日本印刷株式会社(東京都新宿区、北島義斉社長)と同社グループの丸善雄松堂株式会社(東京都港区、矢野正也社長)は2024年2月26日、敦賀市(米澤光治市長)と、地域の歴史や文化情報の活用による多面的なまちづくりと学びの推進を目的に包括的地域連携協定を締結した。
同連携協定により、大日本印刷グループは、同グループが持つデジタル技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連でのソリューションの強みや、「知と学び」に関する各種サービスの実践
・運用での知見などを組み合わせ、地域の特長を活かし、敦同市が進める持続可能なまちづくり・ひとづくりの実現を目指す。
同市では2022年9月、全国初となり公設民営書店「TSURUGA
BOOKS & COMMONS ちえなみき」が開業。
市民や学生をはじめ、県内外から多くの人々が良質な選書や学びを体験するため、訪れているという。
開業からの約1年半で40万人を超える人々が来館、同駅周辺の賑わいを牽引しており、今後は2024年3月の北陸新幹線の開業により
、来訪者の増加が見込まれ、知を起点とした新たな交流の拡大が期待されているとしている。
同施設の運営は、大日本印刷グループの丸善雄松堂と編集工学研究所が指定管理者として担っているが、今回の協定締結により、今後は、同施設にとどまらず、同市の様々な取り組みを多面的に支援。
同施設での丸善雄松堂の運営の手法・知見を起点とし、同市が持つ豊かな文化や歴史を、学びや観光に活かすとともに、大日本印刷の多様なデジタル技術を活用した施策を通じ、街の活性化につなげるなど、産・官・学・民が連携し「持続可能なまちづくり・ひとづくり」の実現を目指す。
同連携協定の主な内容は、「知育啓発施設の運営を通じた包括的な人材育成に関すること」が、「ちえなみき」を起点としたまちづくり・ひとづくり、市内文化施設の連携による共育基盤づくり、知育啓発による交流機会の創出など。
「交流人口の活性化に関すること」が、文化・歴史の情報発信と回遊促進など。
「市民や来街者への広域情報提供に関すること」が、DXソリューションを活用したサービス開発など。
「北陸新幹線敦賀開業を契機としたさらなる市の魅力発信に関すること」が、コンテンツの活用、XR空間の活用など。