【ニュース】 日本出版販売と山口大学など、学生が「新たな読書経験」をキーワードに考案した4企画の実証実験を1月より対象店舗で展開、最終プレゼンテーションを2月6日に同大学で実施 山口県山口市

2024.02.06
日本出版販売株式会社(東京都千代田区、奥村景二社長)は、中国・九州エリアの取引書店、山口大学経済学部(山口県山口市、有村貞則学部長)と共に、同大学の学生が「新たな読書経験」をキーワードに考案した4企画の実証実験を2024年1月より対象店舗で展開、4企画の中から最も優秀な企画を選ぶ最終プレゼンテーションを2024年2月6日に同大学で実施する。

同社・取引書店・同大学は、2023年4月より「本」や「書店」を通じ地域連携を考える「日本出版販売株式会社×山口大学地方創生プロジェクト2023」を実施しており、今回同取り組みもその一環。
最優秀チームは、企画の継続展開を目指し、さらなるブラッシュアップに取り組むという。

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同社は、文化の発信拠点となっている書店が市町村に1店舗も存在しない「書店ゼロ自治体」が全国で増える中、2017年に同大学と山口県の老舗書店・文榮堂と共に、産学連携プロジェクトを開始。
7回目の実施となる今年度は、同県から舞台を広げ、新たに中国・九州エリアの2書店が同プロジェクトに参画している。

今回は、自らプロジェクトへの参加を希望した同大学生15名が4チームに分かれ、2023年4月から1年間かけて対象店舗・施設の視察を重ねながら、「消費者である学生自らも行きたい、買いたい、やってみたいと思える新たな読書経験」をキーワードに、企画の立案
・実行・修正を行ったという。
同社は、企画への定期的なフィードバックや、同プロジェクトに参画している店舗・施設との調整を担い、約1年間、学生たちをサポートしてきた。

今回実施する企画の最終プレゼンでは、審査員による講評・採点により、最優秀チームを決定。
最優秀チームは、東京の「文喫 六本木」と同社の本社内ワークスペース「オチャノバ」への視察を経て、企画のブラッシュアップに取り組み、店舗・施設での継続展開を行うとしている。