【ニュース】 東京建物と東京建物アメニティサポート、分譲マンションでの廃食油回収や衣類・雑貨回収をはじめとした廃棄物削減の取り組み「すてないくらしプロジェクト」を開始 東京都中央区
2024.01.25
東京建物株式会社(東京都中央区、野村均社長)と株式会社東京建物アメニティサポート(東京都中央区、栄田聡社長)は2024年1月、循環型社会推進に向け、分譲マンションでの廃食油回収や衣類・雑貨回収をはじめとした廃棄物削減の取り組み「すてないくらしプロジェクト」を開始した。
同プロジェクトは、東京建物が供給済み、また今後供給する分譲マンションで、廃食油や衣類・雑貨の回収、物品レンタル、親しみやすいゴミ置き場のデザインなど、廃棄物削減に寄与する様々な取り組みを実施するもの。
従来、物件ごとに管理組合主体で行われていた集団回収などの取り組みに加え、物件規模や特性を踏まえ、導入を推進していくとしている。
廃食油回収では、マンション共用部に集団回収ボックスを設置する方法で廃油回収を開始。
2023年に「Brillia多摩センター」(東京都多摩市、総戸数530戸
、2007年築)で行ったトライアルでは、1カ月間で約45kgの廃食油を回収、1年間毎月同量の回収が見込まれる場合、削減できる
CO2は約1.5tに相当する。
今後は、導入物件を増加させ、効率的な回収ルートを構築するという。
衣類・雑貨回収では、マンション共用部で株式会社ECOMMIT(鹿児島県薩摩川内市、川野輝之代表)が提供する、不要品の回収・選別・再流通を一気通貫で行うサービス「PASSTO(パスト)」を導入。
回収した不要品は、ECOMMITにより国内外でリユース品として再流通させるほか、劣化などによりリユースが困難なものに関してはリサイクルパートナーを通じて再資源化を行うとしている。
ゴミ置き場については、2020年より「通いたくなるゴミ置き場
GOMMY」の採用を進めており、照明を居室と同じ温かみのある色みにしているほか、ピクトグラムを多用し、英語も表記することで、幅広い年齢・多様な背景を持つ人もゴミを出しやすくなる工夫をしているという。