【ニュース】 吹田まちづくり、JR「吹田」駅周辺を「吹田のキッチン=北摂で美味しい食材と飲食店が集まる場所」へとリ・ブランディングするプロジェクトを始動 大阪府吹田市
2024.01.05
吹田まちづくり合同会社(大阪府吹田市)は、JR東海道本線「吹田」駅周辺(大阪府吹田市)を「吹田のキッチン=北摂で美味しい食材と飲食店が集まる場所」へとリ・ブランディングするプロジェクトを始動する。
第1弾では、今から65年前に誕生した「新旭町通り(しんあさひまちどおり)商店街」の一部、約110mほどのアーケード区間を「吹田・アサヒキッチン」と名付けてリニューアル。
その中でも特に、約50年前に誕生し、生鮮食材を扱う店舗が集まっていた「新旭町通食品街」(約90m)は、今も昭和の市場の香りが漂う場所で、元気に営業を続けている店舗と一緒に「昼は食品街、夜は飲食街」として、照明デザインもレトロな雰囲気を残しつつ、新しくなるとしている。
現在、地元の商店街(新旭町通り商店街協同組合)と事業者・専門家が集まって作ったプロジェクトチームが、意欲ある出店希望者を募集しているという。
「新旭町通り商店街」は、戦後の露天商の集まりを由来とし、昭和33年に商店街組合を設立。
その際、旭町交差点を挟んで、主に衣料品店を吹田駅側に、食料品店を神崎川側に集め、アーケードは昭和40年代に整備されたという。
同プロジェクトが今回募集する区画は7区画(9㎡~48.8㎡)。
飲食店・食品加工販売(テイクアウト店)などを新たにスタートしたい事業者や起業者向きの区画で、希望者は企画書を提出、相談の上で随時出店店舗を決定する。
一次募集締め切りは2024年1月中旬で、その後も空き区画があれば随時受け付けるとしている。
なお、対象エリアでは、先行店舗として2023年12月19日に新店舗(人類みなまぜそば・麺類専門店)が開店済。
全区画のオープンは2024年3月下旬を目指しており、3月16日にはオープニングイベントの開催も予定、昭和の時代に栄えた街の商店街で、令和の時代にも「吹田の美味しい!」を創っていくという。
また、食料品加工・販売店が多い場所だったことから、飲食店舗を出店するために必要なインフラ(ガス・給排水・換気等)が不足しているため、同社が区画を持主から借り上げつつ、インフラ設置工事を実施し、貸し出しを行う。
出店内定者へは、スタートアップ支援も兼ね、地元商店街・商店と連携した店舗からの食材仕入れを紹介。
設計や工事、メニューづくりなどの出店準備も関係者がサポートできるとしている。