【ニュース】 ⼤阪府住宅供給公社、茶山台団地で空き家を活用した「茶山台ほけんしつ」の運営を開始、公社とパートナー事業者が連携する「団地内の保健室」 大阪府堺市
2023.10.03
⼤阪府内で公社賃貸住宅「SMALIO(スマリオ)」を提供する⼤阪府住宅供給公社(⼤阪市中央区、山本讓理事長)は2023年10月3日、茶山台団地(堺市南区)で空き家を活用した「茶山台ほけんしつ」の運営を開始した。
同団地では、地域のコミュニティ活性化や健康寿命の延伸を目的に、2016年10月より、健康チェックや健康講座等を行う「まちかど保健室」を集会所で実施してきた。
同取り組みは、開始から7年が経過し、地域の住民から好評を得ていることや、2018年に実施した住民アンケートでも「健康・栄養相談を利用してみたい」という声が多かったことから、今回、地域に根差した活動の発展を目指し、団地内の空家を活用した常設拠点として「茶山台ほけんしつ」を開設したという。
「茶山台ほけんしつ」では、地域に密着して健康や生活を支援するため、社会医療法人生長会・帝塚山学院大学・グランドオーク百寿
・特定非営利活動法人団地ライフラボat茶山台が曜日ごとに様々なサービスを提供する。
10月3日の運営初日は、「まちかど保健室」が理学療法士による体操講座を予定。
「まちかど保健室(第1・3火曜日開催)」では、同公社と生長会、帝塚山学院大学が連携し、健康チェックや健康に関する講義を実施。
参加は無料で、自身の健康状態を知り、看護師や理学療法士等の専門的な知識を持つスタッフと楽しく健康について学ぶことができるとしている。
「出張オークカフェ(月曜日営業予定)」では、団地近隣の特別養護老人ホーム「グランドオーク百寿」併設の地域密着型のカフェで、その出張版として、団地内で小さなカフェを提供。
定期的な開催により、気軽に集まり、入居者同士でコミュニケーションをとったり、生活相談員(社会福祉士)等に相談ができる場を目指す。
「団地ライフラボat茶山台(水~日曜日営業)」は、同団地に入居する福祉職員や看護師等、専門知識を持つ人を中心に構成する
NPO法人。
「住民の困りごとに寄り添う」をテーマに、「健康・子育て相談」や「ハンドマッサージ等のリラクゼーションの提供」といった活動を中心とし、高齢者のコミュニケーションが生まれる環境の整備と、子育て世帯がちょっとした相談を気軽にできる場を目指し、様々な企画を展開していく予定だという。
「茶山台ほけんしつ」の所在地は茶山台団地21棟301号室(堺市南区茶山台2丁1番)。