【ニュース】 東武バス日光など、奥日光低公害バス路線で自動運転の実証実験を9月21日~10月4日に実施 栃木県日光市
2023.09.14
東武鉄道株式会社(東京都墨田区、都筑豊社長)傘下の東武バス日光株式会社(栃木県日光市、金井応季社長)と株式会社日光自然博物館(栃木県日光市)は、奥日光低公害バス路線(赤沼車庫~千手ヶ浜)で、2023年9月21日~10月4日の期間、自動運転の実証実験を実施する。
同取り組みは、2025年度に自動運転システムを導入した路線バスの本格運行を目指す「栃木県ABCプロジェクト」の一環。
栃木県とともに、奥日光低公害バス事業を行う日光自然博物館と、そのバスの運行を受託している東武バス日光に加え、同路線のEVバスの自動運転実施について東京大学と共同で研究を行ってきた東武鉄道が協力して行う。
同実証実験は、当該エリアでの労働力不足解消を見据えるとともに、エコな先進技術を体感してもらい、エリアとしてのブランド力強化を図ることを目的として実施するもの。
東武グループでは、日光エリアを「歴史・文化・伝統と自然が共生する国際エコリゾート」とするため、これまでもCO2排出量を削減した新型特急スペーシアXの運行をはじめ、環境配慮型・観光
MaaS「NIKKO MaaS」の導入、鉄道輸送での実質再生可能エネルギー100%化、廃食油由来のバイオ燃料バスの実証運行等を行ってきた。
今回のEVバスの自動運転の実証実験により、ノウハウを蓄積し、東武グループの他エリアも含め、自動運転の実装を通じ、労働力不足解消につなげたいとしている。
奥日光低公害バス路線での自動運転実証実験実施期間は2023年9月21日~10月4日(9月23日・28日は運休)。
実施路線(運行区間)は奥日光低公害バス路線(赤沼車庫~小田代原~千手ヶ浜)、1日5往復。
運賃は現金・交通系ICカードが大人500円(中学生以上)・小児
250円(6~12歳)、または「NIKKO MaaS」の「デジタル中禅寺・奥日光フリーパス(4日間有効)」利用。
乗車定員は1便あたり15席、乗車できない場合は同時刻に出発する通常便の奥日光低公害バスに乗車。